ピンバッジとは
はじめに
ピンバッジはノベルティや記念品、贈り物としても使われており、それぞれの用途に合わせて、様々なデザインがあります。
世界中にコレクターがいるピンバッジですが、その魅力は一体どこにあるのでしょうか。
ピンバッジってなに?
マグネット式
ピンバッジとは金属プレートの裏側に針を立て、その針を衣服やかばんなどに刺し、バタフライクラッチと呼ばれるキャッチで留めるバッジの一種で、本来はlapel pin(ピンズ)と言います。
最近では、洋服に穴を開ける心配がないことから、キャッチがマグネットになっている商品が女性の間で注目を浴びています。
また、同じような形でもキャッチの種類が違うだけで、名称が変わる商品もあります。
例えば、キャッチが安全ピンになっている商品は「バッジ」と呼ばれます。
オリンピックなどの国際的なイベントの記念品、世界各地のお土産物などでもよく見られ、100年以上も前にヨーロッパで誕生して以来、多くの人々に愛されています。
記念品やお土産以外にも、キャンペーングッズ、ノベルティグッズ、キャラクターグッズなど、ピンバッジは広く活用されています。
どうしてピンバッジを付けるの?
ピンバッジは単独でコレクションして楽しむほか、衣服や帽子、かばんなどにつけるなど、ファッションのワンポイントアイテムとしても親しまれており、また一種の「アイコン」のような役割を果たします。議員バッジや弁護士の方が持っている記章を思い浮かべていただくと、わかりやすいかもしれません。
ピンバッジは限定、共有、継続といった意味を内包しており、100年を超える長い歴史のなかで様々なイメージを育んできました。
このように「メッセージを語る力」を秘めたピンバッジは近年、企業や団体のブランディングにも積極的に活用されるようになり、その用途はますます広がっています。
ピンバッジの歴史
ピンバッジの歴史は100年以上も前にさかのぼります。当時はヨーロッパを中心に流行しましたが、1980年に行われた冬季五輪・レイクプラシッド大会が、記念すべきピンバッジの最初のブームと言われています。
オリンピックのマスコット、スポンサーのロゴなど種類豊富なピンバッジが記念品としてリリースされ、コレクションやトレーディングなどで大きな盛り上がりを見せました。
4年後の夏季五輪ロサンゼルス大会では、コカ・コーラ社がピンバッジを交換・売買するトレードセンタを設置。大規模なイベントにおいてはピンバッジの存在は不可欠なものとなります。
アメリカで起きたピンバッジブームはその後ヨーロッパへと拡大。テニスの国際大会とともに一気に広がってきました。
当社が本格的にピンバッジ製作を開始したのは、創業から7年後の1992年からです。
日本におけるピンバッジは当時まだ知名度が高くなく、コレクターズアイテムとしては認識されていましたが、当社はノベルティグッズ、販促グッズの分野でピンバッジを製品化していました。
日本でピンバッジへの風向きが変わったのは長野オリンピックです。この一大イベントをきっかけにピンバッジの国内知名度がぐんぐん上昇し、多くの人々にその価値を理解されることとなりました。
その後、キャンペーングッズや、チャリティーグッズ、お土産や記念品などの用途にも広がっていき、幅広く活用されています。
まとめ
ここまで歴史を振り返ってきましたが、ピンバッジの歴史はとても長く、時代に合わせてデザインや形を変え、私たちの思い出の一部になってきました。
ある時、ふとした瞬間に部屋に飾ってあるピンバッジを見れば、懐かしい記憶がじんわりとよみがえる。そんな心地よい時間を作ってくれるピンバッジを、皆様も作ってみませんか?